GWが終わり、そろそろ梅雨入りの時期が天気予報にでてくるようになりました。
外来をしていて普段の調子をきいていると「天気が悪いと頭が重く感じます。」
「晴れている日はいいけど、雨の日は気分がふさぎます。」という話を聞くことがよくあります。
梅雨や台風、寒暖差といった気象の影響を受ける体調不良は「気象病」と呼ばれています。
原因として気温や気圧の変化が内耳や自律神経に影響して症状をひきおこしているのではないか
ということが明らかになってきました。
日本では1000万ほどの人が気象病に悩んでいると考えられており
比較的頻度が高い症状であると言われています。
気象病の症状としては
▶頭痛
▶めまい・ふらつき
▶吐き気
▶腰痛・肩こり
▶倦怠感
▶関節痛・古傷のいたみ
▶イライラ・モヤモヤ感
といった症状がよくきかれます
治療として内耳の血流を改善する抗めまい薬や、体内の水分循環を改善する漢方薬を
試してみることができます。
またストレスや疲れ、睡眠不足など不規則な生活習慣も
自律神経の乱れを助長することがあるので生活習慣改善も大きなポイントです。
梅雨、台風、ゲリラ豪雨など、天気が不安定となりがちなこれからの季節
頭痛薬が手放せないなどの症状でお悩みのかたは一度ご相談いただければと思います。